FedoraCore2におけるVNCサーバーの設定方法です。Xorgに変わったせいか、このページに書いてある設定をおこなっても上手くいきません。
VNCば最初から入っているはず(最小構成の場合は知りません)なので設定のみです。
とりあえず起動させて、ユーザに必要なディレクトリ、設定ファイルを生成させます。またパスワードも設定させます。
他のマシンから操作したいユーザで次のコマンドを入力
すると、
$ vncserver
と聞かれるのでパスワードを入力する。
入力すると以下のメッセージが表示される。
You will require a password to access your desktops.
ふむふむ、要するに設定ファイルは /home/ユーザ名/.vnc/xstartup 、ということね。
New 'X' desktop is ホスト名:1 ←この1はディスプレイ番号。Xvncを起動停止するのに必要
Creating default startup script /home/ユーザ名/.vnc/xstartup
Starting applications specified in /home/ユーザ名/.vnc/xstartup
Log file is /home/ユーザ名/.vnc/sirius:1.log
ということで、設定ファイルの場所がわかったので、ちゃっちゃと設定してしまいます。
デフォルトの状態で他のPCからVNC Viewerで見に行くとこんな感じになっています。(1.で初期設定で起動したままです)
昔懐かしきTWMです。これはこれで軽くていいのですが、でもやっぱり、見た目が美しいほうを使いたいと思いますよね?
ということで、GNOMEを使えるように設定を変更します。先ほど表示された設定ファイルを開きます。
開くと3行目に
$ cd ~/.vnc
$ vi xstartup
と書いてあるので、言われるがままその下2行分のコメントを外してあげます。
# Uncomment the following two lines for normal desktop:
unset SESSION_MANAGER
exec /etc/X11/xinit/xinitrc
設定を有効にするために、一度VNCサーバーを落とします。
vncserver :1 #1はディスプレイ番号
設定後、VNCサーバーを起動しなおすと設定が有効になります。
VNCサーバーの起動
すると、見事にGNOMEの画面が表示されました。めでたしめでたし。
$ vncserver :1 #1はディスプレイ番号
VNCサーバーの停止
$ vncserver -kill :1 #1はディスプレイ番号。$ ps a コマンドで確認できる
パスワードの変更方法。
$ vncpasswd